イベントレポート

開催日:

東北大学MICHINOOK コミュニティセミナーvol.5 『東北大学軌道上サービス構想~軌道上サービス技術が拓く宇宙インフラの将来展望~』

2025年10月30日に、「NIHONBASHI SPACE WEEK 2025」(主催:一般社団法人 cross U)※において、MICHINOOKコミュニティセミナーvol.5を開催しました。

* NIHONBASHI SPACE WEEK 2025は東京日本橋で開催されるアジア最大級の宇宙ビジネスイベント。国内外から宇宙関連企業・団体が参加し、展示会、セミナー、ピッチ、ネットワーキング等のイベントが催され、今回は約8,000名が来場。

 室町三井ホール&カンファレンスにて開催された「NIHONBASHI SPACE WEEK 2025」のメインプログラムの一つである「CONFERENCE STAGE」では、東北大学が長年培ってきた宇宙工学分野の知見と最先端の研究開発力を基盤に構築した「軌道上サービス」の展望とその拠点となる新センター構想が発表されました。
 当日は、軌道上サービス技術が切り拓く宇宙インフラをテーマに、4名の研究者による講演およびパネルディスカッションが行われました。約160名が参加し、大学発の新たな構想発表に多くの注目が寄せられました。

<ご登壇者>
東北大学 グリーン未来創造機構 グリーンクロステック研究センター 次世代インフラ研究部門 宇宙インフラ工学研究分野 桒原 聡文教授
東京科学大学 工学院 中西 洋喜教授
東北大学 学際科学フロンティア研究所 新領域創成研究部 齋藤 勇士准教授
東北大学 言語AI研究センター 鈴木 潤センター長/教授

パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子
新構想の発表をする桒原教授
新構想の発表をする桒原教授

セミナー前日に開催された「PITCH STAGE」では桒原教授と齋藤准教授が登壇し、本学での研究活動について紹介されました。

「PITCH STAGE」で発表する齋藤准教授
「PITCH STAGE」で発表する齋藤准教授
立ち見が出る会場の様子
立ち見が出る会場の様子

 また、別会場の日本橋三井ホールで実施された展示会「EXHIBITION」では、東北大学の宇宙領域に関する研究およびMICHINOOKコミュニティの活動を紹介するパネル展示を実施。
 研究室の取り組みに関する動画や、実機の展示を行い、来場者との活発な意見交換の場となりました。

ブース展示の様子
ブース展示の様子
火星探査ローバーの展示
火星探査ローバーの展示

 さらに、セミナー開催日の夜には、宇宙領域や大学発ベンチャー事業に関心を持つ企業・研究機関を対象としたネットワーキングイベント「Tohoku University × Space Night」を開催しました。定員を上回る申し込みがあり、東北大学関係者をはじめ、多様なプレイヤーが集い、大変盛況な意見交換の場となりました。

湯上理事・副学長からのご挨拶
湯上理事・副学長からのご挨拶
鈴木教授からのご挨拶
鈴木教授からのご挨拶
ネットワーキングの様子
ネットワーキングの様子

 本イベントは、東北大学が推進する宇宙領域に関する研究の成果と将来構想を広く紹介する場となり、多くの関係者との対話を通じて新たな連携の可能性の契機となりました。
 今後も産学官の垣根を越えた共創を通じて、宇宙領域のさらなる発展を目指します。

以上