イベントレポート
「東北大学MICHINOOK コミュニティセミナー vol.2『「東北×宇宙」~発見は未知の奥にあり~』」を開催!
MICHINOOK コミュニティセミナーvol.2「東北×宇宙~発見は未知の奥にあり~」を開催しました。
2024 年 11 月 19 日(火)、NIHONBASHI SPACE WEEK 2024*(2024 年 11 月 18 日~11 月 25 日開催)と連携し、MICHINOOK コミュニティセミナーvol.2「東北×宇宙~発見は未知の奥にあり~」を実施しました。当日は、東北地方を舞台に宇宙領域で活動する大学、地方自治体、スタートアップ企業の具体的な研究、活動事例をパネルディスカッションの形式で紹介しました。
* NIHONBASHI SPACE WEEK 2024 は東京日本橋で開催されるアジア最大級の宇宙ビジネスイベント。
<ご登壇者>
福島県 南相馬市 副市長 常木孝浩氏
ASTRO GATE 株式会社 代表取締役 CEO 大出大輔氏
株式会社 ElevationSpace 代表取締役 CEO 小林稜平氏
東北大学大学院工学研究科 航空宇宙工学専攻 宇宙システム講座 准教授/株式会社
ElevationSpace 共同創業者・取締役 桒原聡文氏
パネルディスカッションは、南相馬市が昨年実施したロケット発射実験の実施や「Fukushima Space Conference 2024」など宇宙産業の拠点としてアカデミア・企業・行政が連携して取り組んでいる内容の紹介から始まりました。今後の展望については、宇宙産業の人材育成や宇宙関連スタートアップのためのインキュベーション施設の整備、ロケット発射実験場の確保など宇宙産業に必要な設備や体制を整備することで、南相馬を中心に東北地方を宇宙産業の一大拠点にしたいという大きな展望が語られました。

桒原准教授、常木南相馬副市長、大出ASTRO GATE CEO、
小林ElevationSpace CEO
また、別会場で行われた展示会(Nihonbashi Space Week2024 EXHIBITION)では東北大学の宇宙研究、ならびにMICHINOOK コミュニティに関するパネル展示を行いました。東北大学桒原研究室では「超小型衛星システムのダイナミクス、制御、衛星の構造・機構、搭載機器に関する研究」、東北大学永井大樹研究室では「超小型火星飛行機ならびに先進熱制御デバイスと熱解析が切り拓く次世代宇宙探査に関する研究」、東北大学金子俊郎研究室では「プラズマ合成五酸化二窒素ガスによる月面農作物栽培に関する研究」、東北大学阿部高明研究室では長期間の宇宙生活への貢献を目的とした、「ミトコンドリア機能を改善する画期的な新薬 Mitochonic acid(MA-5)の活用に関する研究」など多岐にわたる活動を紹介し、多くの企業の方々と意見交換を行うことができました。

更に、東北大学の宇宙領域に関する研究者と企業や研究機関の方々が交流する「東北大学×宇宙ナイト」も11月19日(火)に行いました。宇宙領域におけるメーカーやベンチャー企業をはじめ、メディア企業や研究機関の方々など、約70名の方々にお集まりいただき、活発な意見交換を行って頂くと共に、親睦を深めて頂きました。


以上のようにパネルディスカッションや展示会、ネットワーキングなど、様々な形で東北大学の宇宙領域における取り組み、研究内容を多くの方に知って頂く大変貴重な機会となりました。
以上