イベントレポート
MICHINOOK コミュニティセミナーvol.1「東北大学が提供する創薬研究開発の共創型プラットフォーム」を開催!
2024年6月6日(木)、日本橋ライフサイエンスハブにて
「東北大学MICHINOOK コミュニティセミナー vol. 1『東北大学が提供する創薬研究開発の共創型プラットフォーム』」(主催:東北大学、協力:三井不動産、LINK-J)を開催いたしました。

登壇いただいた東北大学の皆様(写真左から、敬称略)
東北大学 オープンイノベーション事業戦略機構 統括クリエイティブマネージャー 内田 渡
東北大学 多元物質科学研究所 教授 南後 恵理子
東北メディカル・メガバンク(ToMMo)機構長 山本 雅之
東北大学 総長 冨永 悌二
東北大学 理事・副学長(医療・共創戦略担当) 張替 秀郎
東北大学 大学院薬学研究科長 土井 隆行
東北大学病院 臨床研究推進センター(CRIETO)副センター長・開発推進部門 部門長 池田 浩治
イベントのスタートでは、冨永 悌二先生より基調講演として「サイエンスパークコミュニティとライフサイエンス分野の東北大学の取組み」についてお話しいただきました。
その後3つのプログラムとして、山本 雅之先生より「ゲノム・タンパク質情報に基づく疾患メカニズムの解明と創薬標的の同定」について、土井 隆行先生より「東北大学が提供する候補化合物最適化プラットフォーム」について、池田 浩治先生より「病院間ネットワーク・臨床情報・AIを活用した効率的な治験実施基盤」について、それぞれご講演いただきました。

講演後のパネルディスカッションでは、ご講演くださった山本 雅之先生、土井 隆行先生、池田 浩治先生に加えて、理事・副学長として「医療・共創戦略」を担当されていらっしゃる張替 秀郎先生と、次世代放射光施設“ナノテラス”に精通され、ナノテラスと創薬分野との連携についてお話いただくべく南後 恵理子先生に登壇いただきました。
モデレーターとして内田 渡先生にディスカッションを進行いただき、およそ30分にわたり参加者からの各講演に関する質問を受け、それぞれの先生方にお答えいただきました。
最後に内田先生から「東北大学の共創型プラットフォームに興味を持っていただき、皆さんと一緒に創薬に挑戦していきたい。」と締めくくっていただきました。

イベントの最後には閉会のご挨拶として東北大学 理事・副学長 張替 秀郎先生より、
「MICHINOOK コミュニティ」と参加者の皆様との今後への期待をお話いただきました。
当日はオンライン、会場参加含め約400名と非常に多くの方にご参加いただきました。
講演後にはリアル会場限定ではありましたが、会場参加者と登壇者、会場参加者同士でのネットワーキングがおこなわれ、約140名の会場参加者・登壇者による非常に活気のある情報交換が行われました。


※プライバシーの観点から写真全体にぼかし処理をしております。
イベント終了後のアンケートでは
・東北大学の先進的な取組みについてよく理解できた。
・東北大の多面的な取り組みに関してお話が聞けて有意義でした。今後の成果を楽しみにしております。
・東北大としてイノベーション創出に力を入れているのが伝わってきた。国際卓越研究大学に正式に認定された際の変化があればそれも聞いてみたい。
・東北大学・星稜キャンパス(青葉山キャンパスも含め)の一体感と企業との共創で新しい社会を作っていく強い意気込みが感じられ、非常に良かった。
といった東北大学の取り組みへの評価の声や、今後を期待する声が多数寄せられました。
ご登壇いただいた皆様、イベントにご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。
さいごに
MICHINOOKコミュニティセミナーへお申込・ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
イベント中にもご紹介させていただきましたが、改めて今回の枠組み「MICHINOOKコミュニティ」について簡単にご紹介させてください。
2024年4月より東北大学「MICHINOOKコミュニティ」が本格始動しました。MICHINOOKコミュニティは、東北大学が有する人材・設備・制度等を広く社会に対して提供することで、先端科学技術領域においてイノベーション創出に挑戦する多彩なプレーヤーが集まり融合する「共創の場」を構築し、新たな社会価値と新産業の創造を目指す構想です。
今後、コミュニティ会員様へ向けて、東北大学の研究者や東北大学と産学連携を行っている企業へのインタビュー、東北大学およびMICHINOOKコミュニティ主催のイベント等のコンテンツを中心に、MICHINOOKコミュニティに関する情報を随時メールにて配信してまいります。
ぜひこの機会にMICHINOOKコミュニティへご加入いただけますと幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。